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Corton-Charlemagne | 雑貨屋さんのような可愛いワイン専門店 Cellier de L’ourson セリエデルルソン (東京都文京区白山にあるワインショップ)

Corton-Charlemagne

ニュイ・サン・ジョルジュ(Nuits-Saint-Georges)の町からワイン街道(D974)をボーヌ方面へ約10km、
車で7,8分も走ると右手に、宇宙船みたいなナウシカのオームみたいな、1つだけもっこりしている丘が見えてきます。

周りに特級畑が全く無いのに、この丘の斜面だけに、赤と白の特級畑が広がるスペシャル・ゾーン。
それが「コルトンの丘」。

赤の特級畑のメインステージは、ワイン街道(D974)側からバッチリ拝める、丘の東側から南東側に、横長まったりと展開しているのに対し、白の特級畑であるコルトン・シャルルマーニュ(Corton-Charlemagne)は、ワイン街道側から見ると、丘の一番左端の斜面から、そこから思いっきり右にドッグレッグして、ぐるっと90度廻って、左端の奥の斜面までという、
斜面の向きでいうと、南向きからぐるっと廻って西向きの斜面までに展開しています。

この写真は、ワイン街道側の東側からではなく、南側(南南西くらい)から撮影したもの。
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コルトンの丘、かっこいいですね。

この写真でいう、丘の正面の斜面の上部と中部、
そこから左にかけての丘の斜面の部分全て、正面の右下へ大きな木が真っ直ぐ並んで植わっているところの上部、そこを右側に超えた一部分が、コルトン・シャルルマーニュの位置。

丘の左奥のすぐ奥に行ったところが、ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)の村。

この写真は丘の南西側からコルトンの丘のふもとまで近づいて撮影したもの。
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この位置からだと、一番下のぶどう畑から斜面の上部のぶどう畑まで全部、特級のコルトン・シャルルマーニュ。

偉大なぶどう畑、ここから拝みたかったんです。
ここから上部のぶどう畑まで標高差は約80m。 
感無量ですね。 

ふもとから見上げた写真でいうちょうど丘の真ん中のあたり、そこまで登って見ると、ロマネ・コンティの畑の横に建っている十字架と同じような十字架が建っていました。

そこからの眺望。
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正面の下に下る斜面がコルトン・シャルルマーニュのリュー・ディ(Lieu-dit)の1つである「Le Charlemagne」、
左側に縦にのびるあぜ道のようなものがあり、そこを境に左側がリュー・ディ「レ・プジェ Les Pougets」。
いやあぁ~、いいですね。

遠くのもっこりしている山の石灰岩がむき出し(高速道路の工事で削っちゃって汚いところ)になっているところの斜面が、サヴィニィ・レ・ボーヌ(Savigny-Lès-Beaune)村の1級畑、その左奥の斜面がボーヌ市街ギリギリまで迫るボーヌの1級畑。
はるか向こう、ボーヌの市街までうっすらと見渡せますね。

そして、なぜここに、偉大なぶどう畑、コルトン・シャルルマーニュがあるのか?
コート・ドール(Côte d'Or)の勢力地図的に、このコルトンの丘がある周りは、赤ワインの完全なる支配下であるのに、
なぜこの場所だけ白ワインなのかについては、同じ丘の斜面の中にあっても、場所によって土壌が違う事にあるようです。
そして、やはり、それに最初に気付き導いたのは、中世の修道士さんたちだったようです。

歴史好きなワイン愛好家にはたまらない、元々アロース・コルトン(Aloxe Corton)のここの斜面は、
その名前の由来でもある、フランク王国の国王シャルルマーニュ(Charlemagne)が所有。

ただこのぶどう畑は、シャルルマーニュが国王として君臨していた8世紀後半に、その一部を宮廷用として残し、
同じ地方にあるソーリュー(※Saulieu)の修道院に、国王が与えた事に始まり、
以降、ソーリューの修道院は荒廃していきますが、12世紀初には、その荒廃した跡地にサンタンドッシュ教会 (La Basilique Saint Andoche)が再建され、脈々とぶどう栽培のノウハウについては、修道士さんによって言い伝えられ、引き継がれてきたようです。

※ソーリュー(Saulieu):鉄道が無かった時代のリヨンとパリを結ぶ幹線道路の主要な宿場町で、ボーヌ(Beaune)市内からだと、北西の方向に車で1時間くらいの距離。サンタンドッシュ教会は現存。

この写真は、ぐるっと丘を一番奥の西側まで廻って、リュー・ディ「アン・シャルルマーニュ En Charlemagne」の中でも一番西向き斜面のところから、ペルナン・ヴェルジュレスの村の方面を撮影したもの。
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ここの土壌は、小石がかなり混ざる、石灰質と泥灰質。

そして比較として、この写真は、今度は、ぐるっと逆に、コルトンの丘の東側、
著名な赤ワインを産む特級コルトンのリュー・ディ、クロ・デュ・ロワ(Le Clos du Roi)を撮影。
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特級コルトン・シャルルマーニュの「En Charlemagne」の土壌は、濃いクリーム色をしているのに対し、
こちらは赤く見えますね。

ここの土壌は鉄分を多く含むとの事、比べると明らかに土の色が違いますね。

昔の人たちはそこに気が付き、開眼したんですね。
コルトンの丘の南側から西側にかけての斜面だけは、黒ぶどうを植えるより、白ぶどうを植えたほうが良い事を。

そういう深い歴史がある事に、私たちはやはり心を動かされますね。

最後に、コルトンの丘上部の、コルトン・シャルルマーニュのぶどう畑から、土壌のアップ。
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かなり小石が多いですね。
土がふかふか。土も樹も、全てが生き生きしている感じ。
こういうの見ちゃうと感動するの、わたしだけか。

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