最大斜度60度。
まさに絶叫マシーン。
それが聖地コート・ロティです。
恐らくフランス最強。
その魅力に多くのワイン愛好家が涙します。
ここでの作業は、スパルタ教育そのもの、肉体的にも精神的にもハングリーなものが要求されます。(意味不明)
コート・ロティは棒仕立でも1本の樹または2本の樹を、支柱を3本使って支えているところもありました。
それだけ急斜面という事だと思います。
その中で、真のコート・ロティ、本当に昔から「ここがコート・ロティだ」というぶどう畑は、やはり、コート・ブリュヌ(Côte Brune)と、コート・ブロンド(Côte Blonde) の2つのようです。
ブリュヌは「茶髪の女性の色をした土壌」、ブロンドは「金髪の女性の色をした土壌」という意味、
もの凄い急斜面でのぶどう栽培という魅力だけでは無く、そういった土壌の色合いの魅力が加わる事で、やはりわたしたちの心が動きますね。
コート・ブリュヌは、アンピュイ(Ampuis)の町の中心に流れ込んでいるローヌ河の支流、フォンジュアン川とレナール川の左岸にある台地、その南西向きの急な斜面に広がっています。
上の写真はレナール川の右岸、コート・ブロンドのトップヒルから撮影したもので、谷の反対側の台地に広がるぶどう畑がコート・ブリュヌです。
これはそれを拡大したもの。
「茶髪」と言われるように、土壌が濃い茶色の土壌の色をしているのがわかりますね。
ここは、切り立った北ローヌに多く見られる花崗岩質台地、土壌は、雲母を含んだ片岩とタフな重い粘土、酸化鉄が含まれた土壌、その鉄分で黒ずんでいるから濃い茶色に見える、
また、片岩が、長い年月による風化で、こげ茶色になったものが含まれている事で、濃い茶色に見える。
実に魅力的。
これはコート・ブロンドの(金髪)土壌です。
色合いがブリュヌと比べて淡く、濃い目のクリーム色をしていますね。
伝統的に昔からこの場所はブロンドだと言い伝えられてきたのが納得。
ブリュヌとブロンドの違い、ワイン産地ってたまらなく面白いですね。
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