メドックの左岸の土壌は場所によってさまざま。
著名な4つのコミューンの土壌の違いは一般的にジロンド河の下流から、
・サン・テステーフ:粘土か石灰質
・ポイヤック:ご存じ小粒の砂利がジャリジャリしている砂
・サン・ジュリアン:大きな石ころゴロゴロ混じる粘土か石灰質+小粒の砂利が混じる
・マルゴー:粘土か石灰が混じる泥質+小粒の砂利が混じる
と言われています。
ただ必ずしも、その広いコミューン内が全て同じ土壌というわけでは無いです。
メドックを訪問された皆様でしたら、車を走らせながら、同じコミューン内でもぶどう畑の表情はさまざまだという事がわかります。
現地のガイドさんは、「メドックの土壌はいろいろあり複雑」、「ブルゴーニュよりボルドーのほうが難しい」と。
とても心に響く、勉強になる一言。
その多様性、シャトーによって異なるテロワール、シャトーの中でもさらに異なるテロワールが、メドックのとても奥深い魅力なのかも知れません。
そして、石ころゴロゴロのぶどう畑が大好きなわたしとして、
「メドックの中で、最高に石ころがゴロゴロしている、一番見ごたえが場所を教えて下さい」と現地のガイドさんに質問したところ、
かなり大きな石がごろごろしているところは、シャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)がある周りだと教えて頂きました。
大きな石ですから、それはもう砂利のレベルでは無いですね。
シャトー・デュクリュ・ボーカイユはサン・ジュリアンのベイシュヴェル(Beychevelle)村にあります。
やっぱり、大きな石ころが混じる土壌の最強?はサン・ジュリアンなんですね。
シャトーの周りを訪れてみると、間違いなく、砂利と一緒に大きな石ころがゴロゴロ。
見ごたえありますね。
ポイヤックやマルゴーではこれだけ大きい石は見かけた事がなく(わたし的に)、さすがサン・ジュリアンですね。
そして、ここのシャトーも、やはり正面玄関がジロンド河があるほうを向いている。
シャトー自体がジロンド河を向いて建築されている。
ボルドーの歴史、感動しますね。(わたしだけか)
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