クリュ・ボージョレの中で、特段に優れたワインを産出するムーラン・ア・ヴァン。
マコンからクリュ・ボジョレの産地を車で走らせていくと、ジュリエナス(Juliénas)村、シェナス(Chénas)村、フルーリー(Fleurie)村など、クリュ・ボージョレの名前にもなっている小さな村々の存在に気づきます。
ただ、ムーラン・ア・ヴァン(Moulin-à-Vent)という村は無いんですね。
ムーラン・ア・ヴァンのワイン産地は、北のシェナスの村から南のロマネシュ・トラン(Romanèche Thorins)村を含んだ産地の名称。
昔から良いぶどうが出来たから、産地名として定着したんでしょうね。
そして、ムーラン(Moulin)の意味は「風車」。
この産地の名称にもなっている風車は本当に有るのか？
ありましたありました。
本当にありました。
広大に広がる緩やかな起伏のムーランナヴァンのぶどう畑の中に、ポッコリとした丘があり、その上に風車がありました。
15世紀にはこの風車がここの場所にあったようです。
ムーラン・ア・ヴァンの風景、いいですね。
泣けますね。
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