サンセール(Sancerre)の丘からロワール河を渡った対岸のワイン産地がプイイ・フュメ(Pouilly-fumé)。
プイイ・フュメはロワール河に向けて穏やかに広がる斜面、西や南西向きが中心のぶどう畑が広がる産地です。
上の写真では、遠くに小さくサンセールの丘が見えます。
ここプイイ・フュメの特徴は、何と言ってもシレックス(Silex)土壌。
プイイ・フュメは、火打石（シレックス）混じりの粘土、火打石の割合が高い、魅力的な土壌が多く広がります。
写真は、プイイ・フュメ最良のぶどう畑がある場所の1つ、サン＝タンドラン(Saint-Andelain)の村からロワール河方向を見下ろすように撮影したもの。
この村には、ロワールの天才・奇才と言われたディディエ・ダグノー(Didier Dagueneau)のドメーヌがあります。
これはこの産地の土壌の拡大。
小石と一緒に、かなり火打石、混じっていますね。
綺麗なクリーム色をした火打石、
濃いルビー色の火打石、
明るいだいだい色の火打石など、いろいろな色の火打石。
火打石でもいろいろありますね。
これだけシレックス（火打石）が土壌に含まれていると、個性的なミネラルバリバリのワインがこのプイイ・フュメで産まれるのがうなずけますね。
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