18年5月 南仏 ワイン産地訪問 フランス国家遺産 樹齢200年ぶどう畑 訪問(サン・モン) | 雑貨屋さんのような可愛いワイン専門店 Cellier de L’ourson セリエデルルソン (東京都文京区白山にあるワインショップ)

18年5月 南仏 ワイン産地訪問 フランス国家遺産 樹齢200年ぶどう畑 訪問(サン・モン)

《Visite de la Vigne inscrite aux Monument historique》

わたしは Bayonne バイヨンヌから入り Irouléguy イルーレギーの 感動ワイン産地 経由で Madiran マディラン 村に向かっていました。

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ぶどう畑の 看板に書かれた文字。

Blanc Dame、Pédebernade、Canari、Claverie、Miousat、Candolle。
これはすべて ぶどうの品種名です。
わたしにとっても初めて聞くぶどうの名前。

2018年5月9日、わたしは Madiran マディラン 村にいました。

マディラン は Google Earth などの地形図で遠目で見ると、
ブラタモリ好きのワイン愛好家さまでしたら 心がうずくような個性的な地形をしています。

わたしも Jurançon ジュランソンから北上し、東へ道をすすみ、幾つかの尾根筋をくねくねすることで、
その南北のギザギザした地形の全体像を理解できるようになりました。

日本でもお名前が知られている マディランの Château Montusさんシャトーも 見てまいりましたが、
わたしの目的は その北 Saint-Mont サン・モン地区にあると教えていただいた、
フランスでもっとも樹齢が古いと聞いた 樹齢200年の古木がある ぶどう畑を訪問することでした。

わたしがそれを知ったのは、2016年11月に開催されたVINEXPO TOKYO 2016(ヴィネクポ東京)の時です。
懐かしいですね、VINEXPO TOKYO。当時東京で2回目の開催だったんですよね。

その中の開催された 幾つかのプロ向けセミナーの1つ、
日本の代表ソムリエのおひとりであられる石田博さんが講師であった「Sud Ouest シュッド・ウエストワイン」のプロ向けセミナーの講義の中で、
わたしは サン・モンに フランスでもっとも古い フィロキセラ以前の 古木があるということを 講義の中で教えていただきました。

そして、いつの日か 現地を訪れ、フィロキセラ以前の古木を見てみたい。自根のフィロキセラ以前の古木を自分の眼でしっかりみて しっかり勉強したい。2018年 わたしはそれを実現するために、Bayonne バイヨンヌから入り、サン・モン地区に向かっていました。

それでも 場所がわからない。
Google Mapで調べても出てこず、自分で探すしかない。

サン・モン地区に入り、
おおよそ、だいたいこの辺りかなという目星を付けておいた場所に向かいます。
地図をみながら、ゆっくりと道路を進み、サン・モン村を横に通り過ぎた辺りで、

ありました! ありました!
ついにわたしは その場所を発見いたしました!

このぶどう畑は 非常に判りづらい位置にあります。
それを探せた時の嬉しさ。

この歴史的 フランス国家遺産のぶどう畑、
下草が生え、それを整然と綺麗に草刈りしている、きちんと手入れしている管理者がいらっしゃるということです。

ぶどう園の入り口のところに小さな小川を渡るような小さな木の橋があり、その辺で興奮してウロついていますと、ちょうどその草刈りをされている犬連れの管理人さんがいらっしゃったので、きちんとご挨拶をして、ご了解をいただいてから

そしてついにわたしはぶどう畑の中へ入ります。

Blanc Dame、Pédebernade、Canari、Claverie、Miousat、Candolle。
聞いたことがないぶどう品種の立て看板が!

歴史的フランス国家遺産の Monument historique ありました! ありました!
看板ついに発見いたしました!
猛烈に感動しております!


こんな山奥のA.O.C.のワイン産地のさらにマニアックなぶどう畑まで わざわざ訪れる 日本人は わたしと石田博さんくらいなものか。。。。

この Saint-Mont サン・モン の歴史的ぶどう畑の看板 説明文の8行目に、1830年の植樹と書かれています。

想像を絶する超古木です。

こちらのSaint-Mont サン・モン の看板 説明文の4-5行目に 重要なことが書かれています。

ぶどう畑ばっかり見るわたし。

まさにこれです。

フィロキセラ以前は、2株(ダブル)だったんですね。2本出しています。
つまり 両側から作業するやり方だということなんですね。

勉強になります。

そして 5行目に boeufs とも書いてありますね。
今では姿を消してしまった当時の栽培のやり方はそうだったんですね。

さらに ぶどう畑ばっかり見るわたし。

そしてこれ自根。

これ 自分のところから 予想外の展開をしたものを上に伸ばして、上のところで結合させているってことですね。
すごいです。これ。

わたし大好きなんですね、こういうの。
たまらないです。
非常に勉強になります。

この上のジョイントの上のところが古株で樹齢190年だったらすごいですね。

最後に、
ぶどう園の端のほうにひっそりと置かれていた、今や使われなくなった ぶどう品種の看板。

Ta…..、Am…..、などさらに 本当に初めて聞くような、
希少品種も少しずつ、失われていってしまっているのでしょうか。。。

本当に貴重な希少なお勉強です。

ワイン専門店 Cellier de L'ourson
ソムリエ・エクセレンス 伊東 直寿

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