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Médoc Ruisseau | 雑貨屋さんのような可愛いワイン専門店 Cellier de L’ourson セリエデルルソン (東京都文京区白山にあるワインショップ)

Médoc Ruisseau

ボルドーのメドック(Médoc)地方は、
フランスの他の産地のように中世の時代からぶどう畑が広がる産地では無く、ワイン造りが盛んであった訳でも無く、もともとは沼地が点在する湿地帯。

その時代は今のように道路も無かったでしょうし、
現在でいうポイヤック(Pauillac)やサン・テステフ(Saint-Estèphe)などへの村(漁村か)への行き来はジロンド河を使った船が主要の交通手段であったようです。

そしてそれが現在のように、小高い丘の周りにあった数多くの沼地が一部を残してほぼ無くなり、地面が顔を出し、そこにぶどう畑が広がるようになったのは、1700年代までに行われたオランダ人によるこの荒れ果てた土地の灌漑や沼地の干拓によるもの。
(現地のガイドさんは「オランダ人じゃなくてイギリス人だよ」って言ってましたがどっちが本当なのか。)

こちらの写真は、シャトー・ラトゥール(Château Latour)とシャトー・レオヴィル・ラスカーズ(Château Léoville Las- Cases)との境界に流れる小川。

小川の左側がシャトー・ラトゥールで、右側がシャトー・レオヴィル・ラスカーズ。
小川の名前はワイン地図によると、Ruisseau de Juillac (リュイソー デ ジュリアック)。
ジュリアックの小川って意味で、
これがオランダ人が造った、ジロンド河へ沼地の水を排水させる為の人工的な水路の1つですね。

ワイン地図フェチの方なら、たまらなくワクワクする話ですね。 (わたしだけか)

そしてこの小川は、ポイヤックとサン・ジュリアン(St-Julien)との境界にもなっています。
ただ、それはコミューンとしての境界であって、ポイヤック村とサンジュリアン村の境界という事では無いんですね。

村でいうと、この小川は、ポイヤックのドボ(Daubos)村と、サン・ジュリアンのサン・ジュリアン・ベシュヴェル(St-Julien-Beychevelle)村との境界。

地図フェチの心をくすぐりますね。

わたしこういうの大好きなんですね。 (わたしだけか)

こちらの写真は、シャトー・ラトゥール側から、シャトー・レオヴィル・ラスカーズ方向を撮影。
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中央に樹が並んで植わっているところがリュイソー デ ジュリアックという水路が流れている境界。

手前のラトゥールの畑、やっぱり最強レベルに砂利が多いですね。

《参考:ワインコラム:シャトー・ラトゥールの最強じゃりじゃりについて》
http://cellier-de-l-ourson.com/chateau-latour-enclos/

こちらの写真は逆にシャトー・レオヴィル・ラスカーズ側から、シャトー・ラトゥール方向を撮影。

左奥に見えているのがラトゥールのセラー。

レオヴィル・ラスカーズを訪問した際、醸造長からラスカーズの詳細地図をお土産に頂き、それによると、
ラスカーズのぶどう畑は、県道沿いに砂利の土壌が集まっていて、県道から離れるにつれ、砂利にかなり砂が混じってくるとなっていました。

この写真は、県道沿いから撮影しているので、砂利がたくさん見えるはずですが、そんなに沢山は見えないですね。
むしろ、サンジュリアンらしい、砂利よりも、もう少し大きな石が目立ちます。
やはり、砂利といっても、ラトゥールや、ムートンの最強ジャリジャリにはかなわないですね。

《参考:ワインコラム:メドックの土壌について》
http://cellier-de-l-ourson.com/medoc%E3%80%80deep-gravelly/

メドックの土壌も面白いですね。

最後にレオヴィル・ラスカーズの石垣に残る古い門。

超かっこいいー。

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